👄口呼吸が直らないのはなぜ?隠れ水分不足かもー歯科から見る全身要因とはー
そもそも、どうして口呼吸は起こる?
💧食べ過ぎ・冷え・水分、運動不足が引き金になる“体からのサイン”
「お口がぽかんと開いている」
「寝ているときに口呼吸になっている」
「鼻が悪いわけでもないのに治らない」
こうした口呼吸の悩みは、鼻や癖の問題ではないことが多く、
体の内側から起きている変化への“サイン”として現れています。

👃鼻呼吸が自然であるということ
まず大事なのは
人は本来、「鼻で呼吸するように設計されている」ということ。
それでも口呼吸になるのは、
体が「鼻では呼吸できない状態だ」
と判断しているからです。
つまり口呼吸は
✔ 意識の問題でも
✔ しつけの問題でもなく
生きるための“選択”なのです。
❓なぜ鼻で呼吸できなくなる?
〜交感神経と口呼吸の関係〜
口呼吸がなかなか治らない背景には、
自律神経、とくに「交感神経の過緊張」が深く関わっています。
〜交感神経が優位になると、体はどうなる?〜
交感神経は
✔ 緊張
✔ ストレス
✔ 冷え
✔ 睡眠不足
✔ 水分不足
などで優位になります。

すると体は「闘う・逃げる」🔥モードになり、
1、呼吸が浅く速くなる
2、鼻の血管が収縮する
3、粘膜が乾燥しやすくなる
という変化が起こります。
😿交感神経優位=鼻呼吸がしづらい状態
鼻の粘膜は、副交感神経(リラックス)が優位なときに
ふくらみ、潤い、空気が通りやすくなる構造です。
しかし交感神経が強く働くと、
⚫️ 鼻の通りが悪くなる
⚫️ 呼吸が浅くなる
ため、体は自然と
👉 口呼吸に切り替えて酸素を確保しようとします。
口呼吸は「鼻の問題」ではなく、
自律神経が緊張し続けている体のサインなのです。

❓なぜ自律神経(副交感神経)は乱れるの?
自律神経が乱れ、副交感神経が十分に働けなくなることにより
口呼吸になってしまう原因は、
日常の中に多数存在します。
① 水分不足
体内の水分が不足すると、
▪️血液・体液の巡りが悪くなる
▪️自律神経の情報伝達が低下する
▪️体は「危機状態」と判断する
↑交感神経が優位になり、副交感神経が働きにくくなります。
軽い水分不足でも、
呼吸の浅さ・イライラ・眠りの質低下が起こります。
これは癖ではなく、体の生理反応そのものです。
〜口呼吸を防ぐカギは「あたたかい水分」〜
水分補給の“質”が重要であるのは
冷たい水ではなく、
👉 あたたかい水分が体には必要です。
なぜあたたかい水分が良いのか?
▪️胃腸に負担をかけない
▪️体を冷やさない
▪️血流を促す
▪️粘膜を潤しやすい
特におすすめなのが👇
🍲 味噌汁
🍲 野菜スープ
🍲 だしスープ
これらは
✅ 水分
✅ ミネラル
✅ 適度な塩分
を含み、体に保持されやすい水分になります。

あたたかい水分は「副交感神経スイッチ」
✅あたたかい水分で副交感神経を優位にしやすくします。
▪️体温を上げる
↓
▪️内臓をゆるめる
↓
▪️血流を促す
つまり、鼻呼吸を助ける仕組みになっているのです。
⚠️ただし食べ過ぎには注意です。
② 食べ過ぎ
食べ過ぎると・・・
▪️消化に大量のエネルギーと水分が使われる
↓
▪️内臓が休まらない
↓
▪️自律神経が常に“働き続ける状態”になる
✅ リラックスするための副交感神経のスイッチが入りにくくなるのです。
特に夜の食べ過ぎは、
そのまま口呼吸・寝苦しさにつながりやすくなります。

⚠️食べ過ぎは“見えない水分不足”をつくる
食べ物を消化するために、体は
▪️胃液
▪️消化酵素
▪️腸液
といった大量の消化液を使います。
これらの主成分は水分です。
食べ過ぎると、
👉 体内の水分が消化に優先的に使われ
👉 鼻や口、喉の粘膜まで水分が届かなくなります。
その結果、
見た目ではわかりにくい“隠れ水分不足”が起こります。
冷えは水分の「巡り」を止める
冷えがあると、体は
▪️血管を収縮させ
▪️生命維持を優先
するため、末端や粘膜への血流が後回しになります。
特に影響を受けるのが
✅ 鼻
✅ 口
✅ 喉
粘膜が乾燥すると、鼻の通りが悪くなり、
鼻呼吸が物理的にしづらくなるのです。
③ 睡眠不足・生活リズムの乱れ
副交感神経は本来、夜に優位になる設計です。
しかし、
▪️寝る時間が遅い
▪️夜更かし
▪️寝る直前まで活動的
といった状態では、
交感神経が切れず、副交感神経が働けません。

④ スマホ・タブレットの使用
強い光や画面刺激は、
▪️脳を覚醒させ
▪️交感神経を直接刺激します。
特に就寝前の使用は、
副交感神経への切り替えを妨げる大きな原因になります。
⑤ 運動不足・外遊び不足
適度な運動は、
▪️交感神経と副交感神経の「切り替え訓練」
▪️自律神経の安定剤
になります。
不足すると、
✅ 副交感神経が育たず
✅ 常に交感神経優位になりやすくなります。

⑥ 精神的ストレス
不安・緊張・我慢・環境変化などのストレスは、
自律神経、とくに交感神経を刺激します。
子どもはストレスを言葉にできず、
体の症状(口呼吸、姿勢、歯ならび)として現れやすいのが特徴です。
🦷口呼吸と小児矯正
近年、口呼吸する子が増え、歯並びの悪いこどもたちが増えました。
それはなぜでしょう。
口呼吸が習慣化すると、
▪️舌が上顎に上がれない
▪️口が閉じにくくなる
▪️顎の位置が不安定
▪️顎が育ちにくい
▪️歯が並ぶスペース不足
といった影響が起こり、
歯ならびや噛み合わせの問題へとつながります。
☝️今日からできる見直しポイント
✅ 食事
⚪︎食べ過ぎない(腹八分)
⚪︎よく噛む
✅ 水分
⚪︎朝は味噌汁・スープ・白湯を摂る
⚪︎日中もこまめにあたたかい水分
⚪︎入浴前後に白湯少量
✅ 冷え対策
⚪︎首・お腹・足首を温める
⚪︎冷たい飲食を控える
✅ スクリーンタイム
⚪︎動画はダラダラ見ないで使用時間を決める
⚪︎姿勢よく見る
要は・・・
🔹 口呼吸は癖ではない
🔹 食べ過ぎと冷えが水分不足をつくる
🔹 水分不足が鼻呼吸を妨げる
🔹 改善のカギはあたたかい水分
というのがポイント☝️
口呼吸や歯並びは体の状態を教えてくれる。
― 現代人・子どもに多い“本当の要因” ―
私たちの呼吸は、
自律神経によって無意識にコントロールされています。
自律神経は
✅ 呼吸
✅ 体温
✅ 消化
✅ 睡眠
✅ 成長
すべてをコントロールしているから。
本来、
✔ 副交感神経がしっかり働いている状態では
⚪︎呼吸は深く
⚪︎鼻は通り
⚪︎口は自然と閉じています。
自律神経は「弱いから乱れる」のではなく、
環境と生活習慣に正直なだけ。
だからこそ生活習慣を整えることで、
体は必ず戻る力を持っています。

「歯だけを診る」のではなく、「育ち方」を診る
Konohaこどもの歯ならびクリニックでは、
「すぐに矯正が必要かどうか」よりも、
今、どんな成長段階にいるのか
を知っていただくことを大切にしています。
そのため、
無料相談・矯正相談では
✔ 無理な治療の提案
✔ すぐに始める前提の話
は行っていません。
✔ 歯並び
✔ 顎の大きさ
だけで判断せず、
• 口呼吸・鼻呼吸の状態
• 舌の位置・動き
• 姿勢・体の使い方
• 食事の食べ方
• 睡眠や生活リズム
も診ていきます。
なぜなら歯ならびは「体の使い方の結果」だからです。
まずは矯正相談で、体の状態を知ることから
お子さま本来の成長力を引き出すことが、
Konohaこどもの歯ならびクリニックの役割だと考えています。
少しでも気になることがあればどうぞお気軽にご相談ください

▪️福岡市の小児矯正専門クリニック(マウスピースと口筋トレーニング)
🗺️GoogleMaps:Konohaこどもの歯ならびクリニック学研都市
☎️092ー407−3900(水金土日)
📍福岡県福岡市西区周船寺3ー25−18ー1F
🚃JR九州筑肥線・九大学研都市駅から徒歩10分
🚗無料駐車場あり(5台)

🌱 Konohaこどもの歯ならびクリニック
お子さまの「今」と「これから」を一緒に考える
小児矯正専門クリニックです。