お口ぽかんの原因は??👄Part2
こんにちは🐸🌂
Konohaこどもの歯ならびクリニック学研都市です!
今日も、《お口ぽかん》についてです。
前回の記事はこちら
▶︎▷ 子供の「お口ポカン」は治らない?デメリットや原因をトレーニングで治す方法とは…「口唇閉鎖不全症」と歯並びの密接な関係
2021年に発表された、日本で初めてのお口ポカンの有病率に関する全国大規模疫学調査(日本の子供3〜12歳:3399人の調査)によると、
以下のような結果が出たとされています⬇(※いくつかを抜粋しています)
・日本人の子どもたちの30.7%が日常的なお口ぽかんを示していました。
・お口ぽかんを有する子どもの割合は年齢とともに増加していました。
・「唇にしまりがない」、「鼻がつまる」、「音を立てて食べる」など、12の質問項目がお口ぽかんと関連していました
・子どものお口ぽかんは、自然の改善が期待しにくい疾病である可能性があります
では、そもそもなぜお口ポカンになってしまうのでしょうか。
お口ぽかんの原因の1つは、
そもそも「口を閉じる力が足りない」ということです。
それには、お口周りの筋肉(口輪筋)の弱さが関係しています!
現代は昔と比べ、シャボン玉や風船をふくらませる、口笛を吹くなどの遊びが減ったり、
硬いものを噛むことが減っていたりするため、口輪筋を鍛える機会も減ってしまっているのです。
また、赤ちゃんの時の授乳の影響もあります。
授乳時に、おっぱいがよく出るお母さんで、吸う力の必要がなかった赤ちゃんや
強く吸わなくてもいい哺乳瓶で育った赤ちゃんは、
口輪筋が発達せずに、口を開けて寝る習慣が付いてしまうことがあります。
赤ちゃんはただおっぱいを吸っているのではなく、授乳によって、唇と舌の発育に必要な筋肉を鍛えているのです。
お子さまに、「口を閉じて!」と声掛けしても
なかなか自分では意識が続かずうまくいかないこともあります。
シャボン玉や吹き戻し、風船(ガム風船も◎)を膨らませるなど
遊びの中でお口を閉じる筋肉を鍛えていくのもいい方法です🌟
ぜひお子さまとチャレンジされてみてください✨
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参考文献:⽇本における発達期⼩児の⼝唇閉鎖不全の有病率:横断的⼤規模アンケート調査
論文情報「Environmental Health and Preventive Medicine」Prevalence of an incompetent lip seal during growth periods throughout Japan: a large-scale, survey-based, cross-sectional study