お口ポカンが歯並びに与える重大な影響と口呼吸の弊害

 

こんにちは🍁

福岡市西区の小児矯正専門クリニック、

Konohaこどもの歯ならびクリニックです☺️

 

今回は、子どもによく見られる、お口ポカンの症状と、子どもの歯並びとの関係についてお話をしていきたいと思います。

まず、「お口ポカン」とはどういう状況のことでしょう。

それは、リラックスしている状態や寝ているときに、口が閉じられずに常に開いてしまう状態のことです。

特にテレビやスマートフォン、タブレットを見ている時など、何気ない時間にポカン…とお口が開いているのを見たことはありませんか?

 

 

 

 

子供にこの症状が見られると、

・歯並び

・呼吸

・全身の健康

・姿勢や顔

 

に影響を与えることがあり、

医学的には「口唇閉鎖不全症」(こうしんへいさふぜんしょう)とも呼ばれます。

この記事では、お口ぽかんの原因をサクッと詳しく説明し、その治療法などについてお話していきます!

 

子供の 「お口ポカン」 の原因とは?

 

1. 口呼吸の習慣

 

お口ぽかん…つまり、口唇閉鎖不全症の大きな原因の一つは、口呼吸です。

口呼吸については、何度もこのブログでもお話していて、しつこいと思われるかもしれませんが…

それだけ呼吸は歯並びにとって、大切だということです。

 

鼻でなく口で呼吸する習慣があると、口が開いたままになりやすくなります。

子供がアレルギー性鼻炎や鼻づまりなどで鼻呼吸が難しい場合、無意識に口で呼吸する癖がついてしまうことがあります。

 

以前の鼻呼吸の投稿はこちら

▶︎▷ お子さん、鼻呼吸をしていますか?口呼吸のデメリットと子供と歯並びの影響について

 

 

ある研究によると、

口呼吸をしている子供の約60%が、口唇閉鎖不全症を引き起こしていると報告されています 。

 

2. 舌の位置の問題

 

舌が下がってしまっていると、口が開きやすくなります。

これを低位舌と言います。

低位舌の子供は、舌の筋力が弱く、正しい位置に保つことが難しいため、口唇閉鎖不全症につながることがあります。

日本矯正歯科学会の調査によれば、低位舌が確認された子供の約45%が、口唇閉鎖不全症も併発しているというデータがあります。

 

3. 顎の骨の発育不足や骨格の問題

 

アゴの骨格に異常がある場合も、口が自然に閉じられないことがあります。

特に、出っ歯や受け口のような、アゴの成長不足から起こる歯並びの問題は、唇をしっかり閉じることを難しくします。

成長段階での顎の発育が悪いと、口唇閉鎖不全症になりやすいと言われています。

研究では、出っ歯の子供の約50%が口唇閉鎖不全症の症状を持っていると報告されています 。

 

4. 姿勢の悪さ

 

姿勢が悪いことも、口唇閉鎖不全症に関連しています。

特に、猫背やうつむきがちな姿勢だと、あごの位置がずれ、自然に口が開いてしまうことがあります。

子供の姿勢は日常生活で影響を受けやすいため、長時間のスマートフォンやタブレットの使用が原因になることも多いです。

 

姿勢改善プログラムを行った小学校での研究では、猫背の子供の約35%が口唇閉鎖不全症を併発しているというデータが得られました 。

 

5. 指しゃぶりや舌を押し出す癖

 

指しゃぶりや舌を前に押し出すなどの舌癖がある場合も、お口ポカンの原因のひとつです。

これらの習慣が長期間続くと、歯並びやあごの成長に影響を与え、口が自然に閉じられなくなってしまいます。

 

ちなみに、長期間の指しゃぶりをしていた子供の40%が口唇閉鎖不全症を経験していることが研究で確認されています 。

 

 

放置すれば後悔する?

お口ポカンのデメリット

 

それでは、お口ポカンが多く見られると、どういったデメリットがあるのでしょう。

口唇閉鎖不全症は、放置すると以下のような問題を引き起こす可能性があります。

 

1. 口の中の乾燥による弊害

口を開けていると、口の中が乾いてしまい、むし歯や歯周病になりやすくなります。

また、乾燥していると、ウイルスや菌などもそのまま口から身体に入っていきやすくなり、風邪などを引きやすくなります。

唇も乾燥して、カサカサになってしまいます。

 

2. 正しい呼吸ができない (集中力の低下)

鼻ではなく、口で呼吸する「口呼吸」になってしまうと、体に十分な酸素が行き渡らなかったり、鼻がつまったりすることがあります。

また、口呼吸の影響で、十分な酸素が脳に届かないことがあり、これが原因で集中力や学習能力が低下することがあります

 

3. 歯並びと姿勢の悪化と、顔形の影響

口が常に開いていると、歯やあごの発育に悪い影響を与え、歯並びが悪くなることも多くあります。

歯並びが悪くなるだけでなく、目の下のクマ、姿勢や顔形にも影響が出ます。

 

 

お口ぽかん、は治る?

お口ポカンの症状を治すために、

当院で行っているお口ポカン(口唇閉鎖不全症)の治療と併せてご紹介します。

 

1. 専用のマウスピースの使用

マウスピースは、口唇閉鎖不全症を治すために使われることがあります。このマウスピースを使うことで、口を閉じる筋肉を鍛えたり、正しい呼吸の仕方を学ぶことができます。

(当院では、マイオブレースを使用しています。)

 

2. お口のトレーニング

口のまわりの筋肉を鍛える「お口のトレーニング」をすることが大切です。

当院で行っているマイオブレースのトレーニングは、専門スタッフが口周りの筋肉を使うトレーニングを子どもたちに教えています。

毎日正しく行っていれば口周りを鍛えることが十分可能です!

 

3. 正しい姿勢を意識する

姿勢が悪いと、口を開けやすくなってしまいます。

だから、背筋を伸ばして座ったり、歩いたりすることも大事です。

良い姿勢を保つことは、口唇閉鎖不全症だけでなく、体全体の健康にも良い影響があります。

 

4. 鼻呼吸の練習

口唇閉鎖不全症の人は、鼻で呼吸する「鼻呼吸」を意識して練習することも大切です。

鼻でしっかり息を吸うように意識して、ゆっくりと息を吐く練習をしましょう。

 

5. 小児矯正治療

もし歯並びが悪いことが原因で口を閉じにくい場合は、専門のクリニックに相談した方が場合によってはいい時があります。

小児矯正治療は、歯並びを整えることで、自然と口が閉じやすくなります。

 

当院で矯正治療している患者さんの中にも、歯並びの悪さの以前の問題に、

 

● うちの子のお口が開いているのが気になります…

● 歯並びというより、口呼吸をしている気がするのですが大丈夫でしょうか?

 

と相談に来られる方も多数いらっしゃいます。

思っている以上にお口ポカンの子どもが多いのではないかと感じています…。

 

 

Konohaこどもの歯ならびクリニックは、

日本で3番目にマイオブレース認定された医院(こんどう小児歯科、千葉県鴨川市) の分院になります。

(参照記事)

▶️《小児矯正専門》が人気の秘密とは?福岡市西区 “Konohaこどもの歯ならびクリニック学研都市”の自己紹介✨️

 

子どもの歯並びの改善はもちろん、顎の発育不全や、お口ポカン、舌低位置、口呼吸などの、矯正を長年に渡り治療してきました。

・歯を抜かない

・痛みや負担を少なく

・後戻りしない

を目指し、子どもの歯並びから健康と未来を作ってきたと思っています。

福岡市西区でもまた、歯並びやお口周りで悩む子どもたちの手助けができたら、

これ以上の喜びはありません。

もし歯並びについて気になることがありましたら、遠慮なくご相談ください。

(相談無料です)

10月には歯ならび無料説明会も行っておりますのでぜひご参加くださいませ☺️

 

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