どうして歯ならびは悪くなる?
小児矯正専門医が教える“本当の理由”
「子どもの歯ならびがガタガタしてきた」「このまま様子を見ても大丈夫?」
そんな不安を持つ親御さんは多いと思います。
歯ならびの乱れは、遺伝だけでなく生活習慣や成長環境が深く関わっています。
ここでは、小児矯正専門医の視点から、
歯ならびが悪くなる原因をわかりやすく解説します。
遺伝的な要因は3割程度
▶️顎の大きさや形は親からの影響を受けやすい
▶️両親に乱ぐい歯や小さな顎があると、子どもも歯並びが乱れやすい傾向
▶️ただし研究によれば、遺伝要因は3〜4割程度で、多くは環境によって変わるといわれています
食生活の変化と顎の発育不足
・・・やわらかい食事が増えている
現代の子どもは昔に比べて「やわらかい食事」が中心になりがちです。
✅噛む回数が減る
✅顎の骨が十分に育たない
✅永久歯が並ぶスペースが不足
その結果、叢生(ガタガタの歯ならび)が起こりやすくなります。
✅口腔習癖(口のクセ)
✅指しゃぶり
前歯が前に出る「出っ歯」や、上下の前歯が開く「開咬」の原因に。
✅舌癖(舌で歯を押すクセ)
舌が前歯を押し出すことで歯列が乱れ、前歯のすき間や開咬につながります。
✅口呼吸
▶️舌の位置が下がる(低位舌)
▶️上顎が十分に広がらない
▶️顔立ちや歯ならびに大きく影響
姿勢や呼吸との関係
姿勢の崩れ(猫背や前傾姿勢)は顎の位置や噛み合わせに影響します。
▶️猫背 → 下顎が後ろに下がりやすく「出っ歯傾向」に
▶️反り腰 → 下顎が前に出やすく「受け口傾向」に
さらに、口呼吸・姿勢・歯ならびは相互に影響し合い、悪循環を作ることがわかっています。
乳歯のむし歯や早期喪失
乳歯は「永久歯のガイド」役。
乳歯を虫歯や外傷で早く失うと、
▶️永久歯がズレて生える
▶️隣の歯が倒れ込みスペース不足になる
「乳歯だから大丈夫」ではなく、乳歯こそ大切に守ることが、将来の歯ならびを助けます。
成長期の生活環境
✅スマホ・ゲームによる長時間の前傾姿勢
✅睡眠中のうつ伏せ・横向き寝
✅日常的なぽかん口
これらも顎や顔の成長に影響し、歯ならびを悪化させる要因になります。
小児矯正専門医からのアドバイス
歯ならびは 「歯だけの問題」ではなく、呼吸・舌・姿勢・食生活など全身の成長と深くつながっているものです。
ご家庭でチェックしたいこと
✅鼻で呼吸できているか?
✅食事をしっかり噛んでいるか?
✅姿勢が崩れていないか?
✅指しゃぶりや舌癖は残っていないか?
これらを日常的に意識するだけで、歯ならびの予防につながります。
Konohaこどもの歯ならびクリニックでは、歯ならびだけでなく「呼吸・舌・姿勢・食生活」まで含めてトータルにサポートしています。
後戻りしにくい美しい歯並びを目指し、健康的で顔つきまで変わる治療をご家庭でできるサポート以外にも
専門的な目線から詳細に丁寧に向き合っていきます。
「どうして歯ならびが悪くなるのか」を知ることは、健康で自信のある笑顔への第一歩です。お気軽にご相談ください😊
▪️福岡市の小児矯正専門クリニック(マウスピースと口筋トレーニング)
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